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手塚治虫先生の生涯を描くアツい漫画です!手塚治虫先生の、漫画への熱意がガンガン伝わってきます。
手塚ファンでも手塚ファンでなくても、ぜひ読んで頂きたい作品です。おすすめすぎる!
“漫画家は医者を創った。医者は漫画家を救った。”
漫画史にきらめく不朽の名作「ブラック・ジャック!!漫画家の神様・手塚治虫先生の創作の現場を関係者の証言で再現するマンガ・ノンフィクション!!
アシスタントさん、編集者さん、アニメプロダクションの方、漫画家さん(赤塚不二夫先生他)、お子さん3人、色んな方から見た手塚治虫で構成されています。
目次
漫画への熱い情熱。
手塚先生は作品に関して絶対に妥協しません。作品のためには、手間もアイディアも人材も組織もお金も、全てを注ぎ込むのです。
机にかじりついて、膨大な量の作品を産み出して、高いクオリティを追求して、スピード速く、素晴らしい傑作を世に送り出している姿勢に心が打たれます。
手塚先生の漫画への熱意は、まるで「命がけ」「命を削っている」という感じ。熱意がガンガン伝わってきます!!
納得がいかないコマは何度も修正したり、線ひとつでどうしたらもっと良くなるか悩んだり、全精力をつぎ込んで傑作を生み出すパワーが半端ない!
仕事ってこうやってするんだ、と背中を見せてくれます。読めばきっと、「あんな風になりたい」「かっこいい」と感じるはず。
漫画への真剣な姿勢が分かる、こんなエピソードも。
時間がなくて雑誌『MW(ムウ)』の担当さんが、まだ手塚先生がOKを出していない原稿を持っていってしまったそうです(3巻)。そのため、背景が無いコマがある原稿が、雑誌に載ってしまいました。それを見た手塚先生は、
「あ~あ。印刷しちゃったんですか。真っ白ですねえ…」
とおだやかに言いつつ、静かに涙を流したのです。
そこまでの作品の質へのこだわり…素敵すぎます。
原稿が白かったって理由で大の大人が泣くんだぜ…その痛いほどの真剣さ、さすがだよ!!
(元手塚プロダクション 石坂啓さん談)
ブラックジャック、アトム、リボンの騎士、ジャングル大帝…。圧倒的な生産量、作品量!
普通の人なら1時間1枚がやっとのところを、手塚先生をほとんど下書きなしで時には1時間で3、4枚。
追いつめられた時は複数の作品の原稿を横一列に並べそれを順にペン入れしていくんです。
長編を書くより短編を数多く完成させてください。それが上達の近道です!!16ページで起承転結できれば長編もできるようになります!!
ページ配分ですが後ろの3分の2に山場を持ってきてください!!自分が書こうとする読者年齢よりも2つ3つ下に向けて書くと伝わりますよ!!
それにしても、作品の量が多すぎる…!そして、名作ばかり。私はブラックジャックが好きです。
この量、まるでピカソみたい…!(ピカソは、作品数油絵と素描で13500点、版画で100000点、挿絵で34000点にも及び、最も多作な画家としてギネスブックに載っています。)
溢れ出る好奇心。夢中になって没頭してのめり込む才能。
先生の好奇心や探究心の強さ。常識にとらわれないものの見方にびっくりしました。(略)
子供のまんまの無垢な好奇心の塊。それが手塚治虫なんです。
手塚先生はいつも笑顔だったようで、この漫画でもほとんどニコニコしていらっしゃいます。物腰やわらかで、言葉遣いもとっても丁寧。
そして驚くのが、あふれんばかりの好奇心と集中力!
自動販売機の仕組みが知りたくて中をのぞいてみたり、分からないことがあると積極的に周りの人に聞いていたり。
部屋に持って帰って読もうとしていた本を、待ちきれなくて家の廊下で立ったまま黙々と読んでいたり。
のめり込む様子が、エネルギーにあふれています!
そもそも手塚先生、大阪帝国大学附属医学専門部卒、医師免許をお持ちで、医学博士でいらっしゃいます…頭良すぎる…!漫画を描く学者さん。。。最強すぎです。。。
まとめ。何かに夢中になる楽しさ、仕事への情熱が欲しいときにおすすめ!
手塚先生の漫画への熱意、仕事ぶりなど、ほんとうに胸が熱くなります。おすすめ!